賃貸物件探しをする人の多くは、引っ越し先のエリア内にある不動産屋を利用すると思います。エリア内の不動産屋であれば周辺情報に関しても詳しく、より良い賃貸物件を紹介してくれる可能性が高いからです。不動産屋に家賃や部屋の広さなどの諸条件を伝え、間取り図などを見比べながらどの物件にするかを検討していくことになります。めぼしい物件が見つかれば、必ず物件の内覧をさせてもらうようにしましょう。不動産屋からの情報や間取り図からだけでもある程度の情報を知ることはできますが、実際に物件を見ることでさらに詳しい情報を知ることができるからです。逆に内覧をせずに賃貸契約をしてしまうと、後から取り返しのつかない後悔をしてしまうかもしれません。
それでは物件の内覧をする時には、どのようなことに注意をしなければならないのでしょうか。まず最初にチェックをしておきたいポイントが、室内の壁や天井の分厚さ、ドアや扉を開閉する時の音の響き方など、生活音が気にならないかのチェックです。マンションやアパートでは他の住人も生活をしているので、ある程度の生活音は仕方がない部分があります。しかし長く住むうえでそれらの生活音が苦痛になるようでは問題になるので、内覧時にはそれらが自分の許容範囲内であるのかなどをチェックしましょう。また、お風呂のシャワーの水の出など、実際に蛇口をひねらなければ分からないポイントもチェックしておきましょう。見た目がキレイでも機能的に劣化していると、実際に暮らし始めてから不便に感じるかもしれないからです。